数量関係No.7の解説

時間などの概念は頭の中だけで考えると、わかりにくいので与えられた条件を 下のようにまとめてみましょう。黒色は正しい時刻を、青色はAの時計の、 赤色はBの時計で表された時刻・時間を表しています。

さて、(1)を解くためには矢印で示されたA・Bの時計に着目します。9:00〜17:00 の間に、Aは475分、Bは480 分動いています。

これを用いると、Bの時計が、昨夜の9時〜今日の9時まで、 720分動く間に、Aが何分動いたかを求めれば、 良いことになります。例えば比例式を使って、 480:720 = 475:χ のように 計算します。χ=712.5が求められますから、 11時間52分30秒さかのぼった午後9時7分30秒が得られます。
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次に(2)を解くときは、AまたはBいずれか1つの時計を利用します。ここでは、Aの時計と、 正しい時刻だけに着目しましょう。 下の図のように、正しい時刻が分かっているのは、昨夜9時と今日の正午の2点だけです。 この間にAは何分動いたのでしょうか。
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(1)で求めた712.5分と 180分の合計892.5分ですね。そこで、Aの時計の正午 から4時55分まで295分の間に、正しい時間は何分たったの かを求めます。892.5 : 295 = 900 : χ より
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が求められます。 1分未満を秒に直し、切り捨てすると、2人が夕方出会った時刻は 4時間57分28秒であることが分かります。
問題