No.3速さの解説

まっすぐで平行な複線の鉄道を2つの列車AとBがすれ違うように向かい合って 一定の速さで進んでいます。列車Bの先頭がトンネルを出るとき、列車Aの先頭が トンネルから3800m手前の踏み切りに来たので列車Aの運転手さんが警笛を鳴らしました。 列車Bの運転手さんは、列車の先頭がトンネルを出てから10秒後に列車Aの 警笛を聞いて、すぐ自分も警笛を鳴らしたところ列車Aの運転手さんは、自分が 警笛を鳴らしてから17.5秒後に列車Bの警笛が聞こえました。
列車AとBの先頭どうしがすれ違うのは、トンネルの出口から何mのところですか。 ただし、音の速さは秒速350mとします。

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A列車の警笛がB列車に聞こえたとき、音は
350×10=3500
動いていますから、B列車は10秒間に300m動いています。だから、秒速は
(3800-3500)÷10=30m
であることがわかります。また、B列車の警笛がA列車に聞こえるのに 7.5秒かかっていますから、その間に音は
350×7.5=2625m
動いています。したがってA列車の秒速は
(3500-2675)÷17.5=50m
であることがわかります。
この2つの速さから、列車が出会うのは
3800÷(30+50)=47.5秒後
で、それはトンネルから
30×47.5=1425m
の地点です。